女性セブン10月25日号でふたり揃って交際宣言をした高須クリニック院長の高須克弥氏と漫画家の西原理恵子氏。同誌では、そんなふたりの特別対談が掲載されている。現在、高須院長の自宅は名古屋。西原氏は、元夫との間にもうけた2人の子供と東京で暮らしている。事実上遠距離恋愛となるその関係はどういったものなのだろうか。
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西原:私、仕事が大好きな人間なんで。週に1回とか、月数回。ちょっと会うだけなんですね。
高須:ぼくは東京に週1回来たら、残りの5日間は名古屋なんですよ。
西原:高須先生は週に1回東京に出てくるから、デートは彼が泊まっているホテル。外食といってもルームサービスがほとんどですね。私はゆっくり食事しながらお酒飲むのが好きだけど、この人はお酒は飲めないし、食事は1分で食べる人だから。この間、寿司屋に行ったら、出たとたんに大喧嘩(笑い)。
だから、だいたい先生の部屋で中華とかを頼んで、私はそれをつまみにお酒を飲む。この人は寝ころがって歴史ものの映画とか見てるというパターン。結局、妥協案はこれしかないんです。だから会うのは週に1回程度。私の家には絶対入れない。外メシのほうが全然いいでしょう? 40過ぎの女の恋愛は、外食にすべし!
高須:みんなそろって名古屋に引っ越してこい! なんていわないよ(笑い)。以前と何も変わらない。
西原:うん。何も変わらないです。かあちゃんが公明正大に、大手を振って週に1回朝帰りするだけ。朝、「おはよう!」って帰ってくる(笑い)。
高須:朝帰りとか飲みに行ったりとかも、彼女は昔から仕事でやってることだから。子供たちは何もびっくりしてないと思うな。「ああ、またかよ」って。
西原:そんな感じ。ただ、子供たちも私たちのことを漠然とは知ってますね。「あの先生は立派な人だよ」「ふーん」みたいな。後は別に聞かないし、言わないし。でも娘は昔、「高須先生キライ。だってイケメンじゃない」「松潤じゃないもん」って怒ってた(笑い)。
私、元夫と一緒のときに、優先順位をつける癖をつけたんです。ベスト3以外は捨てる(笑い)。疲れてくると100番目と1番目がごっちゃになって、近所の奥さんとかPTAのために子供をほったらかすとか始めちゃうから。人生の最優先事項は「子供」「仕事」「自分」。私にとって先生はすごく大事な人だけど、ベスト3にはまだ入っておりませんので。4番目とか5番目くらい(笑い)。
高須:ぼくはそれで全然かまわない。1週間くらいたつと会いたくなるけど、3、4日だったら平気だもん。しょっちゅう電話してるから。でも、電話をかけると、けっこう迷惑そうにされるんですよ。「今、原稿書いてる最中なの。ちょっとなら相手してやろうか」って感じで。
※女性セブン2012年10月25日号