夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、生命保険会社勤務のご主人(56歳)。奥様(55歳)は初孫にメロメロです。
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娘夫婦は電車で1時間ほど離れた所に住んでいて、毎週末、妻は孫に会いにいっています。ベビー服やオムツも大量に買ってプレゼントしています。ところが、そのオムツを先週、持ち帰ってきました。3歳になり、孫がオシッコやウンチを覚えるようになり、オムツがいらなくなったらしいんです。
「でも、捨てるのはもったいないでしょ。紙オムツって、水分をすご~く吸収するのよ。以前、家庭から出る排水で海が汚染されるって新聞に書いてたけど、料理で使った油は流し台に流したり、テンプルで固めたりしないで、オムツに吸収させるの。そのオムツを燃えるゴミに出せば、海も汚さないですむのよ」
確かに、妻のいう通りで、カップメンの汁も流してしまわないで、オムツに吸収させるのがいいようです。「エコだね」といったら、「オムツ、他にも必要だと分かったから保存しておくわ」って、なんで?
「テレビで老人の尿漏れをやってたの。アナタも必要になる時がすぐに来ると思うから」
う~ん、今でも残尿に悩んでるし、反論できない自分がツライ!
※週刊ポスト2012年10月19日号