ナムルは、野菜や山菜を塩ゆでし、調味料とごま油で和えたもので、韓国の家庭料理には欠かせないおかず。つねに冷蔵庫に数種類常備されているのだとか。
ナムルについて管理栄養士の浜本千恵さんは次のように話す。
「野菜は、ナムルにするとおいしくたくさん食べることができます。特に色の濃い野菜に豊富なカロテンは、油分によって吸収率が上がりますから、ごま油を使うナムルはうってつけ。『韓湯美味 ナムルの素』は、ほんのひと手間で味が決まるし、粉末状なので、すぐに味がなじむのもいいですね」
ゆで野菜の場合はやや固めにゆでて歯ざわりを残すのがポイント。肉や魚介類、厚揚げなどと合わせるのもオススメだ。
「たんぱく質が加わると、それだけでバランスのいいおかずになります。美肌作用も◎です」(浜本さん)
“韓流”にも詳しいフードスタイリストの鈴木葉子さんもナムルについてこう話す。
「韓国の食卓に欠かせないのがナムル。いつ、どこに行っても、たいてい5種類はナムルが出てきます。エリンギなど、きのこのナムルも定番だし、山菜のナムルにこだわったお店もあるんですよ。山菜ナムルはビタミン類が豊富でデトックス効果もあるとか。すごくおいしいし、ちょっと感動でした。
韓国に行くたび、肌のきれいな人が多いなあ、と実感しますが、あれだけ多彩なナムルを毎日食べていれば、当然なのかも。私も野菜を摂るならサラダよりナムル。おひたしの感覚でいただいてます」
ということで誰にも簡単に作れるナムルのレシピを紹介します。
【きのことまぐろのキムチ味ナムル】
<材料(2人分)>
きのこ(しめじ、えのき、エリンギなど)合わせて50g
まぐろ(刺し身用)50g
『韓湯美味 ナムルの素キムチ味』(ポッカコーポレーション)1袋
白すりごま小さじ1 万能ねぎ適量
<作り方>
【1】しめじは根元を切ってほぐし、えのきは2c長さに切る。エリンギは縦4等分に切って1.5cm幅に切る。すべてのきのこを合わせてさっとゆでる。まぐろは1.5㎝角に切る。【2】ボウルに【1】、『韓湯美味 ナムルの素キムチ味』、すりごまを入れ、なじむまで充分に混ぜる。器に盛って万能ねぎの小口切りをふる。
※女性セブン2012年10月25日号