9月末、安室奈美恵(35才)は強力なパワースポットを訪れていた。京都の金閣寺だ。茶色の帽子を目深にかぶり、グレーの長袖Tシャツにデニム姿だったという。
「今の安室ちゃんだよね?」
「見ちゃった! キャー」
「あれ? 本物!?」
その日、たまたま居合わせた観光客らのそんな声が、いたるところでこだました。また、目撃した人たちのツイートも次々にアップされていった。
「帽子をかぶってはったんですけど、すごいきれいな人で目立ってはりましたよ。それに12cmくらいのものすごく高いピンヒールで来てはりましたから。ここは砂利道やし、周りも山道やのに、あれで来たんや…と。スターはすごいなぁと思いました」(地元住民)
また別の目撃者もこう証言する。
「小さなカメラを持ってはりまして、写真をバシャバシャ撮られてましたよ。連れの女性のかたと一緒に、お土産屋さんものぞいてはって、ご当地のキティちゃんグッズを選んでましたわ」
その翌日には、銀閣寺を訪れた安室だが、ここでもピンヒール姿で、スペシャルなオーラを放っていたという。
古神道家でスピリチュアリストの暁玲華さんはこう語る。
「金閣寺や銀閣寺には潜在的な自分の力を目覚めさせる効果があるんです。さらなるパワーを引き出してくれるスポットを選ばれたことになります」
デビュー20周年となる9月16日、沖縄で一夜限りのプレミアムライブを決行する予定だったが、超大型台風の直撃により中止せざるをえない状況になった安室。その日を待ちわび、長い間準備してきた彼女の悔しさははかりしれない。しかし、11月からは20周年を記念しての、初めての5大ドームツアーがスタートする。
「お寺と日本庭園が組み合わさっている場所は、内省して心を鎮める鎮魂効果もあるんです。本当に自分の伝えたいことを表現できるよう、心を整理するのに、最適の場所といえます」(前出・暁さん)
※女性セブン2012年11月1日号