R40にして、エイジレスな“美魔女”たち。その頂点に立つのが、月刊美容誌『美ST[美スト]』(光文社刊)主催の『国民的“美魔女”コンテスト』でグランプリを受賞した山田佳子さん(46才)だ。
163センチ・B82 W58 H82、体脂肪率11%という“25年間変わっていない”プロポーションに加え、すっぴんをテレビ番組で公開したらスタジオ内が騒然となったほどの美肌を持つ。“奇跡の46才”といわれ、モデル事務所を経営しながら、自らもテレビや雑誌などから引っぱりだこの活躍ぶり。そんな多忙な日々のなか、どうやって素肌美を磨いているのだろうか。
一般の人には手の届かないようなエステ通いや高級コスメを使っているのでは?と思いきや、実は山田さんのスキンケアのベースになっているのは意外にも庶民的な洗顔法。使うのは蒸しタオルと洗面器に入れた氷水だという。
今でこそ透明感のある白肌の山田さんだが、30代半ばまでは日焼け肌だったという。
それが37才になったころ、皮膚科を受診しても、コスメを変えても、原因不明のひどい肌荒れになってしまった。
「そこで出合ったのが蒸しタオルと冷水ですすぐという洗顔法でした。半信半疑で始めたのですが、このシンプルな洗顔をするようになって半月もたつと、肌はしっとりとうるおいを取り戻していったんです」(山田さん)
その後、工夫を重ねて独自の“氷水洗顔法”が確立されていった。
この蒸しタオルと氷水洗顔の効果について、青山皮フ科クリニックの亀山孝一郎院長がこう解説する。
「最近注目されているヒートショックプロテイン(HSP)は、人間の体に熱のストレスがかかったとき作られるたんぱく質の一種で、新しいコラーゲンを作り出したり免疫力アップなどの効果があるといわれます。
蒸しタオルの熱でも少しずつHSPが作られるため、毎日続ければ肌にハリが出てくるでしょう。また、肌は温めて冷やすと血流がよくなります。蒸しタオルの後、氷水で急激に冷却すると、副交感神経が刺激され代謝もアップし、毛穴が引き締まって肌のキメが整うのです」
※女性セブン2012年11月1日号