ライフ

ルー二ーで話題の植毛 基本21万円+平均1000株植えで150万円

 英・プレミアリーグ・マンチェスターユナイテッドのFWウェイン・ルーニーが告白したことでも話題だが、男性型脱毛症の診療ガイドラインで推奨度Bの「勧められる」とされている【自毛植毛】。

 最大のメリットは、カツラや増毛などと違って、後のメンテナンスが不要な点だ。

 移植方法は幾通りかあるが、後頭部の皮膚を帯状に切り取り、1株ごとに分けて移植し、切り取り部分は縫合するという「ストリップ法」が世界の主流だ。しかし縫合跡が残ったり、切り取れる部分に限りがあるなどの難点がある。

 そこで日本で急速に拡まっているのが、メスを使わず、痛みや出血がわずかで患者への負担が少ないという「ダイレクト法」だ。

「まず採取部の毛を短く刈ります。そこから微細な筒状の器具で毛穴ごと、つまり毛包という毛を作る工場ごと採取します。そして移植部に極小の穴をあけ、採取した毛包を植えていきます。毛を引き抜いて、毛穴を作った場所に差し込んでいくイメージです。身体への負担も少なく、手術は日帰りです」(アイランドタワークリニック・井上浩一院長)。

 毛穴単位で採取するので、後頭部から密度の濃い場所や元気な毛を選んで採取することができるのもひとつのメリットである。

 術後は、採取部と移植部に赤みや点状のかさぶたが残るが、髪の毛で隠せばわからない程度で、10日もすれば目立たなくなる。また洗髪も翌日から可能だという。

「術後3日間は移植した部分には触れられませんが、お湯で流す程度であれば問題なく、むしろ多めに流し洗いをした方がいいくらいです。また移植部分以外でしたら普通に洗っても問題ありません」

 気になる効果だが、移植後4か月から1年ほどでしっかりとした毛が生え揃う。年齢とともに発毛能力は衰えるが、効果は一生涯。

 料金は、植毛する量によって異なり基本料金21万円に加え、1株1200円。平均で1000株(毛に換算して約2500本)植える人が多く、150万円程だという。

※週刊ポスト2012年11月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン