今もっとも注目を集める美熟女といえば、藤田紀子さん(65才)だろう。2人の横綱を育て上げた元おかみさんで、最近ではピース・綾部祐二(34才)との熱愛騒動で一躍、時の人となった彼女に “モテ男ジャーナリスト”の山路徹さん(51才)が迫った!
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山路:今、お子さんも立派に成長されて、ようやく女性としての時間を楽しめるようになったわけですもんね。ぼくもね、いくつになっても男を捨てたくないんです。大先輩の筑紫哲也さん(故人)や、鳥越俊太郎さん(72才)、久米宏さん(68才)のようにね。
藤田:皆さん素敵なかたばかりですね。大事なことだと思います。女は女、男は男、今は中間のかたもいらっしゃいますけどね(笑い)。でも、彼女たちも必死に自分を磨いているからきれいじゃないですか。女性たるもの、せっかく女に生まれたからには磨き続けなきゃ。私も、常に目標をもって女性としていくつになっても気を抜いた生き方はしたくないというのはありますね。
山路:そんな紀子さんの恋愛観ってますます興味がありますね(笑い)。実際、恋愛において年齢差はあまり気にしないタイプですか?
藤田:ええ、しないっていうか、意識したことがないですね。私、23才で結婚しているからあまり恋愛経験がないのかも。
山路:ああ、だからどこか“乙女チック”な雰囲気が漂っているんだ。
藤田:まわりから“成長していない”ってよく言われるんです。
山路:ああ、それ、ぼくもよく言われます(苦笑)。
藤田:それと、“アンテナを張ってない”ともよく言われますね。同年代の女友達と食事していると、ご主人がいらっしゃるのに“私はあの人が好き”なんておっしゃるかたがいてビックリしちゃうんですけど、“私、まったくモテないの”って言うと、“だって、紀子さんはモテようとするアンテナを持とうとしてないもの”って。
山路:ぼくは常にときめく心というのは持っていたい。誰か素敵な人に出会ったとき、“もしかしたらこの人と”という運命を感じたり。そんなふうに心をときめかせながら生きていくことが、男を捨てないということだと思うんです。
藤田:確かに大事なことかもしれません。でも、私は相手に奥さまがいらっしゃると知った時点で、絶対に無理。シャットアウトしちゃいますね。でも、人間ってすごく好きでいっしょになっても、一生、愛し続けられるかといったら困難なことだってあるし、もっと好きな人が現れることもありますよね。だから、山路さんの生き方って正直だなって思っていたんです。
山路:まあ、世間にはわからない夫婦の事情は山ほどありますからね(苦笑)。
藤田:私もね、今までは元夫や子供たちの存在があまりにも大きすぎて、“恋愛なんて、もうあり得ないわ”って思っていたんですけど、今回の報道があって、“もしかして、恋愛してもいいのかな”という考えに変わってきました。
山路:素晴らしい!
藤田:(照れくさそうに)私の年齢でも恋愛をすることがおかしくないというか、世間ではそう思っているかたも大勢いらっしゃるんだなっていうのが伝わってきたのでね。
※女性セブン2012年11月8日号