今年4月に起きた、個人事務所幹部解任騒動の影響で、34年連続紅白出場という悲願に黄色信号が灯っていた小林幸子(58才)。
紅白出場へ並々ならぬ執念を見せる彼女は、いちるの望みに懸けて、17年間所属したレコード会社との契約を解除して、インディーズレーベルを立ち上げ、新曲を発売するという荒技に出た。
「兄ぃ」と慕うさだまさし(60才)に作詞作曲してもらい、10月17日に発売した新曲『茨の木』だ。しかし、29日付のオリコン週間ランキングで、同曲は初週売り上げがわずか1890枚だったことが判明。NHKの紅白出場候補リストから漏れたと一部スポーツ紙で報じられた。
「話題性はあったものの、結局、インディーズレーベルからの発売ということで、それまではレコード会社がやってくれていた宣伝活動を自らやるしかなく、思うような宣伝効果を得ることができなかったのが、売り上げ低迷の要因だと思いますよ」(音楽関係者)
紅白出場を逃すと、小林にはさらなる“茨”の道が待ち受けているという。
「紅白に出場できなければ、地方での営業のギャラの値段は、かなり下がってしまいますし、本数も減ってしまうでしょう。さらに今後は新曲を出すたびに、宣伝キャンペーンなどの費用を自分たちで捻出しなければなりません。ますます、小林さんの台所事情は苦しくなっていくんじゃないでしょうか」(前出・音楽関係者)
※女性セブン2012年11月8日号