天皇皇后両陛下が主催される秋の園遊会が10月25日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、各界から約1800人が招かれた。この日、報道陣からはこんな声があがっていた。
「取材中、とても気になる場面がありました。それは、美智子さまがずっと陛下の左側に立たれ、片時も離れず、陛下の腕をつかまれお支えになっていたことです。これまでの園遊会では、おふたり“ご一緒”とはいっても、別々に出席者とお話しされていたので、おふたりの間には少し距離があったんです。ですから、今回のご様子はやはり気になりました」(取材した記者)
実は最近、その美智子さまのご体調があまり芳しくないという。10月20日、美智子さまは、78才のお誕生日を迎えられたが、宮内庁はご体調について次のように発表した。
<昨年夏には、頸椎症性神経根症による左肩から左手にかけての強いお痛みと痺れにより、行事の一部をお取りやめになりましたが、ご回復の後も、左指先に軽い痺れを折々にお感じのようです。また、昨年10月には「下腿筋膜炎」による右膝下の下腿外側の圧痛と腫れが強まり治療を受けられました。最近では、ご起床時にかなり強い腰痛がおありのようです>
これまで美智子さまは長年にわたり、多忙な日々を過ごされてきた。今年3月、陛下が手術を受けられてからはこれまで以上に陛下を気遣われる一方で、東日本大震災で被災した人々を案じられ、陛下とともに幾度も被災地へ足を運ばれてきた。
まさに“気の休まる暇もない”日常で、いつの間にか美智子さまご自身が満身創痍になられたのかもしれない。
「美智子さまは、一見お元気そうにしていらっしゃいますが、疲れやすく、体がだるいことも多く、めまいも、たびたびおありになるようです。ふとした瞬間に、非常につらそうな表情をされることがあり、お疲れがたまっていらっしゃるんだなと周囲が心配することも多くなったそうです。本当はお体が悲鳴をあげているような状態なんでしょうが、それでも側近には、決して弱音を吐かれるようなことはないんです」(宮内庁関係者)
そんな美智子さまのお体を誰よりも心配しているのが、娘の黒田清子さんだ。嫁いで以来、清子さんは月に1、2回、自ら車を運転して御所を訪ねては、両陛下との時間を持たれてきた。だが、ここにきて、清子さんの御所を訪れる回数が急激に増えているという。
「最近では、毎週のように御所にいらしているようです。多いときには週3ペースで訪れるときもあるみたいなんです。昼食だけでなく、夕食もご一緒に召し上がることもあり、そんな日は、結構、夜遅くまで御所に滞在されるそうです。あまりに参内が頻繁なので、“美智子さまのご体調はかなり悪いのでは?”と懸念する声がさらにあがっています」(前出・宮内庁関係者)
※女性セブン2012年11月15日号