芸能

退院1か月市川染五郎 “どうしても”と出席した姉の挙式で涙

「藤間家の長女として、“さまざまなもの”を背負ってきたあなたが、ようやく自分の幸せを手にした。そのことに、ぼくは心から感激しています…」

 舞台公演中に、舞台の奈落に転落して重傷を負い、生死をさまよっていた市川染五郎(39才)も無事に参列し、弟として姉の門出をこう祝福した。

 10月29日、松本幸四郎(70才)の長女・松本紀保(41才)とドラマ『相棒』シリーズの伊丹憲一役で知られる川原和久(50才)の結婚披露宴が都内のホテルで開かれた。

「紀保さんは女優としてデビューしてからもあまり芽が出ず、妹の松たか子さん(35才)とずっと比較されてきたんです。“妹はあんなに人気なのに…”って。仕事がなく、一時、幸四郎さんやたか子さんの付き人をやっていた時期もあり、そのときは、父や妹の関係者に手書きの礼状を書く作業までやっていました。スポットライトを浴びる家族のために、紀保さんはずっと裏方に回っていたんです」

 そんな姉をいつもそばで見てきた染五郎。ようやく“自分の幸せ”を手にした姉の姿に、万感の思いが抑えられなかったのだろう。転落事故の影響で、まだ体調が万全ではなかったが、彼の表情は喜びにあふれていた。

「入院中から、“どうしてもこの披露宴にだけは参加したい”という思いだったようです。姉の晴れ姿を見て、染五郎さんが思わず涙ぐむシーンもありました。披露宴が終わってからも“おめでとう、おめでとう”と、紀保さんに何度も声をかけていました」(出席した歌舞伎関係者)

※女性セブン2012年11月15日号

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