薄口政治評論家としてバラエティー番組で大活躍の杉村太蔵前衆議院議員(33才)が、女性セブン読者のお悩みに答える。今回は、キャラが立っていないと言われた息子に悩む主婦からの相談だ。
【相談】
高校2年生の長男が「学校でお前はキャラが立ってない」と言われてへこんでいるようです。私は「そんなことないよ」としか言えなかったんですが、確かに息子は太蔵さんのようにユニークなキャラでもなく、地味。落ち込んでいる息子になんと声をかけてあげればいいでしょうか。(51才・会社員)
【杉村太蔵の回答】
高校生なんてまだまだこれからキャラが変わる時期。最近、テレビで活躍中のグラビアアイドル・壇蜜さん(31才)をご存じですか? 彼女は高校時代、地味で目立たないタイプだったのをご自身の努力で妖艶すぎるキャラを確立し、私がレギュラー出演する『サンデー・ジャポン』(TBS系)にも登場しています。ぶっちゃけ彼女は私が最近会った人の中でも飛びぬけた個性を持っていますね。
それに私だって今の“薄口キャラ”になりたくてなったわけではありません。やり直せるとしたら、発言に重みのある重厚キャラになりたいぐらいです。ただ、今の私は“薄口キャラ”でおいしい思いもさせてもらっているので、ありがたいといえばありがたいのですが。
それにノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授(50才)を見てください。ジョークを交えた講演をされるということで非常に魅力的なかたではあると思いますが、一見すると非常にまじめでカタブツなタイプ。どう見てもキャラが立っているとは思えません。
それなら自分を大きく見せて、“虚言”で世間を騒がせた森口尚史氏(48才)のほうが、よほど強烈なキャラです。じゃあ、この2人をくらべてどっちになりたいかと問われれば、明らかでしょう。
キャラが立ってない無個性な人ほど世の中では成功するものです。野田佳彦首相(55才)だって強烈な個性の持ち主とはいえませんよね。意外と選挙で当選するのは誰からも嫌われない無味無臭のタイプ。
コツコツ地味にまじめに歩んできた人間こそがある日突然、大きなことを成し遂げたりするんです。息子さんも“キャラがないキャラ”が個性になると教えてあげてもいいでしょう。それでも強烈な個性が欲しいというのであれば、いつでも私の“薄口キャラ”差し上げますよ。
※女性セブン2012年11月15日号