痩せ派と太め派のどちらがいいか、医学界でも大激論されている昨今。女性セブンが30~60代女性100人にアンケートをとったところ、83%の女性が「痩せている人のほうが幸せ」と答えたが、専門家の意見はどうなのだろうか。
著書に『精神科女医が本気で考えた 心と体を満足させるセックス』(徳間書店)がある、精神科医の高木希奈さんはこう話す。
「女性は左脳が、男性は右脳が優位で、右脳は“感性脳”といわれ、視覚からの刺激を受けやすい。つまり、男性の性欲スイッチはズバリ“視覚重視”。男性が女性のどこを最初に見るか調査したところ、約47%が“胸”、約30%が“腰やお尻”、約20%が“顔”と回答。
約8割の男性が女性の胸やお尻を見ているのです。豊かな胸やお尻は女性ホルモンであるエストロゲンが多い象徴。男性の本能が、ぽっちゃりした女性を目で追いかけさせてしまうのかも」(高木さん)
恋愛では、太め派の方がやや有利のようだが、セックスに関してはどうだろう。
著書に『がんばらないセックス 週1愛され続ける女の秘密』(マガジンハウス)などがあるロマンスライターのピンク先生に聞いた。
「取材経験から、セックスフルかレスかに、体形はあまり関係ありません。ただ、回数でいうと、比較的ぽっちゃり派のほうが多めの印象。“ダイエットは明日から~”という、ある種のゆるさや寛容さがあるほうが、男性はお誘いしやすいようですね」(ピンク先生)
一方、産婦人科医で『いけした女性クリニック銀座』院長の池下育子さんはこう指摘する。
「痩せていて骨盤底筋が鍛えられている人なら、膣の締まりが良く、感じやすいでしょう。太り過ぎると、女性器や膣壁まわりにも脂肪がついてしまうため、快感をおぼえるGスポットを見つけづらい可能性も」(池下さん)
※女性セブン2012年11月15日号