現在、服役中のホリエモンこと堀江貴文氏は、刑務所の中からもオピニオンを発信中。『メルマガNEWSポストセブンVol.38』では、堀江氏による“秋元康研究”を公開。秋元氏とはプライベートでも交流があるだけに、他にはない深い考察となっているのではないだろうか。ここではその一部を公開する
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こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。10月29日に堀江が40回目の誕生日を迎えました。ちょっと前の面会時、スタッフが誕生日が近いことを伝えると、「まぁ、あんまめでたくないけどな…」とポツリ。気持ちはわかります…。
さて、御大は刑務所の中で本を読みまくっております。そのうち面白かったもののレビューをしているのですが、最近、かなりの高評価だったのが『AKB白熱論争』(著者:小林よしのり、中森明夫、宇野常寛、濱野智史/幻冬舎新書)。
評価の星は4つ(MAX5つ)。そして、この著者にまじって御大もAKB48の分析を開始。御大の場合はアイドル論というよりは、プロデューサーの秋元康さんが、なぜここまで頑張っているかについて、こんな新しい意見を述べています。
「IT起業家たち(それもかなり年下の)が、短期間で巨万の富を得ているのを間近で見ていることへのライバル意識からだろう。既存のマスコミの枠でいくら頑張って売れるアイドルをプロデュースしても金は高給取りのTV局、広告代理店サラリーマンの懐に分散していくから、彼らを排除してネットとライブという時代の流れを掴んで、システムとして成功させたのだ」
そのライバル視されていたIT起業家の一人だったからわかる、ということなのでしょうか…。まさに御大にしか言えない“秋元康考察”だと思います。秋元さんのアイドルビジネスは、さらに海外へとその活動の幅を広げようとしています。中国・上海のSHN48やインドネシア・ジャカルタのJKT48などグローバル展開を御大はこう見ています。
「SHNやJKTが成功したら海外の株式市場に上場させ、IT起業家並みのキャピタルゲインも得るという野望もあるのかもしれぬ」
ここまで来ると完全にアイドルビジネス論ですね。秋元さんのことをよく知る御大ならではの考察かと思われます。