『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。11月9日配信の『メルマガNEWSポストセブンVol.39』でも、
「はるかぜちゃんに殺害予告 バカに攻撃ツールを与えたらロクなことないわ…」
「篠田麻里子が一人焼き肉・4人席相席で人気。これからの忘年会シーズンにやるとより人気になること」
など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが「孫正義社長が『寄付するよ』と発言したら『いちいち公表するな』と叩かれる」というネタだ。
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孫氏といえば、「やりましょう」「できました」発言で知られる人物ですが、東日本大震災の時も100億円寄付する、と宣言し、結局様々な場所に寄付をしたわけですね。今回のアメリカ東海岸を襲ったハリケーンの「サンディ」の被害に対し寄付をしようとしたら「いちいち公表するな」と某ツイッターユーザーから怒られてしまったわけです。
これを受け、孫氏は「色々な想いが有って公表しましたが、今後は公表を控えるベキなのかなあ…」と弱気なツイートをしました。
しかし、孫氏に対しては応援のツイートが殺到し、「いちいち公表するアホはこの世の中お前意外に存在しない。寄付まで商利用すんなクズ!」と発言したユーザーにはdisりが殺到するのですね。
だからさぁ、ツイッターのフォロワー多い人間にたてついても、どうせ炎上させられるだけなんだから、無駄な争いを挑むんじゃねぇよ、と思ってしまう次第でございます。
明らかに孫氏はお前よりも、考えた末にツイートしており、何か反発があっても「晒しRT」をすることでなんとか押さえられるんだからさ…、と考えるのですね。しかしながら、孫氏を批判したこのユーザー、ツイッターの影響力を診断するQrustスコアでは「3000人に一人の影響力」を誇るのですよ。
要は、有名人にたてつき、それを拡散され、その人も影響力を行使する、ということですね。炎上マーケティング、ここに極まり、でございます。
※参考サイト
・孫正義のツイッター
※メルマガNEWSポストセブンVol.39