南西諸島・奄美群島に属する徳之島の人口は2万6000人。サトウキビを主産業とする小さな島で、「闘牛」は400年の歴史を持つ。
ただし、剣を持ったマタドールが牛を倒すスペイン闘牛とは違う。2頭の巨大なケンカ牛(闘牛)同士を闘犬のように闘わせるのが、徳之島の闘牛。10月末に行なわれた島の一大イベントの来場者は約6600人、そのほとんどは島民であった。
スペイン牛追い祭りの牛は500トン前後だが、徳之島では1トンを優に超える超重量級のケンカ牛が揃う。
撮影■横田徹
※週刊ポスト2012年11月23日号