自らの経験をもとにたどり着いた“輝くためのヒント”が多数掲載されている著書『はるな愛の女の子成分は40のエッセンスでできている。輝き女子になるひみつのルール』(ソフトバンククリエイティブ/1365円)を出版した、はるな愛(40才)。とにかく忙しい彼女に話を聞きに行った。
12cmピンヒールでさっそうと楽屋に戻り、取材用のメイク直しはわずか1分。長時間のテレビ収録を終えてくたくただろうと思いきや、ピカピカの笑顔がちっとも劣化していない。はるな愛、40才。まずそのタフさに驚く。
そして、改めて全身を見ると、清楚なコンサバファッションに、流行の“猫耳”をオン。スカートからのぞくひざ下のラインが美しい。髪も唇もつやつや潤っていて、ネイルもきれいに施され、完璧。
「あ、記者さんぺたんこ靴だね~(笑い)。私は女の子として生まれて来られなかったからこそ、いろんな女の子になってみたいんですよ。今日はOL風とか、ドレスアップしてみようとか。テレビのお仕事はその願望が叶うからありがたいですよねえ。
テレビ出演するときは“元気でかわいい女の子”をイメージしてます。ポニーテールに大きなリボンをつけている12才の女の子です。私がいちばん女の子になりたかったときが12才だったんですよね。プライベートでは26~28才くらいの女性をイメージしています。今日? 今日は18才くらいかな」
今の日本は、“女性らしさ・男性らしさ”が希薄になっているからと、日本以外のアジアの女の子を参考にすることが多いというが、美の教科書はどこにでもある。藤原紀香(41才)、冨永愛(30才)、山田優(28才)など芸能界はもちろん、街で見かけた女の子を見て吸収することもある。
「プライドが邪魔して人のマネをできない女性もいるみたいだけど、オネエって“あ、この女の子かわいいな”と思ったら、ファッションでも仕草でもすぐマネしちゃうんです。せっかく女性に生まれたんだから、女性をもっと楽しまないと!
それに、性別は男で40才の私がこんなに努力しているんだから、正直努力しないで文句を言ってる女性を見ると残念に思います(笑い)。でも、そのくらい女性のみなさんも頑張ればみんな輝けますよっていうエールを送りたくて、この本を書いたんです」
※女性セブン2012年11月29日・12月6日号