出産した友人の祝福に病室に駆け付ける――。今や芸能界の一大勢力となったママタレたちにとって、それは欠かせない“営業活動”になりつつあるようだ。
11月5日、プロゴルファーでタレントの東尾理子(37)が待望の長男を出産。お祝いに訪れた人たちとの写真をブログに掲載しているのだが、その顔ぶれがとにかく華やかだった。
女子アナ陣では、TBSの出水麻衣、松本あゆ美に中西(旧姓・山本)モナ。スポーツ界からは女子ビーチバレーのエース・浦田聖子選手。
美女の群れに唸るのはまだ早い。モデルのSHIHO、SHEILA、舞川あいくに加え、神田うのも新生児を抱いて写真に納まっている。さらに、なんと東尾と同じ日に同じ病院で出産したという、大食いタレント・ギャル曽根も、ママタレの先輩・ほしのあきとともに東尾の病室を訪れた。
東尾の“華麗なる交友関係”には驚くばかりだが、芸能レポーターの石川敏男氏は、一方でこんな分析をする。
「東尾さんの場合、夫である石田純一さんの人脈が大きいことは確かでしょうね。ただ、お祝いに行くほうにも、密かな打算があることは間違いないでしょう」
つまり、芸能界出産ラッシュでママタレ市場の競争はますます熾烈になっている。ならば、連携して生き残ろう、と話題のママタレと交流をはかり、お互いにブログでアップしあおうというのだ。
こういったママタレたちの涙ぐましい努力は、着実に実を結びつつもある。
「ママタレブログで紹介された子供服や健康食品などはよく売れる。アパレル業界などにとって、ママタレはもはや無視することのできない存在。ブログから新商品PRなどの仕事に繋がるケースも多いはずですよ」(広告代理店関係者)
※週刊ポスト2012年11月30日号