AV業界での「熟女モノ」ブームは止まるところを知らない。某AV制作会社のプロデューサーが語る。
「熟女モノ専門の特定メーカーは従来からあったんですが、今はあらゆるメーカーが手掛けるようになってきた。この業界、500本売れればペイしますが、なかには5000本も売り上げるメガヒット作品も現われている」
女優の給料も当然、売れ行きで変わってくるので、「彼女たちも“今が売り時”と必死ですよ。500本ポッキリなら販売会社が10万円で買い取り、その40%が女優の取り分になるんですが、売れ筋となるとギャラは3倍にも4倍にもなりますからね」(同前)
これまでは女優を募集すると、若い子より熟女の方が集まりやすいという面があった。中心は40~50代の主婦やバツイチの女性だが、そこに降って湧いた「熟女モノ」ブームで、おかしな現象が起きている。
「40歳以上」の募集をかけても、30歳未満の女性が応募してくる事態が頻発。つまり“逆サバ読み”の年齢詐称である。人気の川奈まり子も31歳を34歳の“逆サバ”でブレイクしたひとりだ。
「昔とはまるで逆さま(笑い)。身分証明書を確認しようとすると、頑なに拒否する子もいる。なかには25歳なのに40歳だと言い張った子もいました」(同前)
※週刊ポスト2012年11月30日号