『嵐の素顔』や『黄砂に吹かれて』などヒット曲も多い工藤静香(42)。芸能界デビュー25周年の節目に何とか彼女の晴れの舞台を見たい――そんなファンの気持ちの現われだろうか、今、12月24日に京王プラザホテルで行なわれる工藤のディナーショーのチケットが売れに売れているという。
「彼女は例年ディナーショーを行なっているのですが、今年は特にチケットがよく売れているそうです。木村の名前こそ出さないものの、子育ての話や普段語られることのない木村家の日常についてのトークも人気の理由のようです」(芸能関係者)
そのディナーショーのチケットの価格は1枚3万5000円。決して安くはないのだが、毎年工藤を一目見ようと、多くの女性ファンが会場を訪れる。
「今、彼女を支持しているファンはキムタクとの結婚後に新しくついた女性層がメインですね。松田聖子が自己実現世代といわれ、同世代の女性から支持されていますが、その少し下の世代の女性が、同様に工藤静香を支持しているという構図です。つまり、ポスト松田聖子の位置にいるのが工藤静香と考えて良いと思います」(芸能レポーター・石川敏男氏)
工藤の所属事務所に反響について聞くと、
「確かに女性ファンが増えてきた印象はあります。特に意識してきたわけではないのですが、彼女の生き様とかライフスタイルというものが支持されてきたからだと思います」
女性を中心に起こりつつある工藤旋風は、“黄砂”のような一時的なものなのか、はたまた本物の“嵐”を起こすのか。
※週刊ポスト2012年11月30日号