衰えることのないジャニーズ人気。5万5000人のキャパシティを誇る東京ドームのコンサートも彼らにかかれば即ソールドアウトだ。
そんなジャニーズファンの女性たちが度々口にする「ファンサ」という言葉をご存じだろうか? 手を振ってくれる、目が合う、指をさしてくれる、握手をしてくれる……。こうした、メンバーからファンへのサービスを「ファンサ」という。
ファンなら何としてでもゲットしたい、この「ファンサ」。大勢のファンがいれば、その中から自分が選ばれる可能性は限りなく低い。しかし、「ファンサ」をしてもらっているファンがいることも、また事実。たとえそれが“思い込み”だとしても、イケメンに素通りされないテクニックがあるなら知っておいて損はない!
……ということで、今回は関ジャニ∞の東京ドームコンサート(11月10日)に来場していたファンに取材を敢行。ファンから「ファンサ」をもらう為に実践しているテクを聞いてみた。
まずは18歳のAさん。「エイト(関ジャニ∞)の場合だと、メンバーのカラーがあるんですよ。なので自分が好きなメンバーの色で全身ファッション統一したりして、遠目でも気付いてもらえるようにしてます」
続いて20代のBさん。「うちわにメンバーがクスッと笑っちゃうようなことを書くことですね。投げキスして、とか指さしてとか、そういうつまんない言葉だとスルーされちゃう。メンバーのよくやっている一発芸をうちわに書いてファンサもらったことあります」
30代女性の女性Cさんは、「ていうか、ファンサもらう前提としてアリーナの花道に近い席を意地でもゲットするってとこからですよ。それで、メンバーの好みのファッションで、あまり過激になりすぎない感じで名前を呼ぶのが一番」だという。
続くキャバ嬢風ファッションの20代の女性Dさんの声。「やっぱり可愛い子の方が相手されると思う。だから開演直前までマスカラ塗ったり、盛り髪直したりは当たり前です。暗転の時にささっとグロス塗ったりとか。ぜったいこっち見えてるもん!(笑) 叫ぶより、じーっと見つめる方が見てくれると思う」
直前までマスカラを塗るとは、気合いが入っている。実際、他のファンに聞いても、「たしかに大きな鏡を持ってマスカラ塗ってるファンは多い。アリーナとかはよく見かける」とのこと。
最後にジャニーズファン歴22年の女性Eさんはこう話す。「小細工するよりも、精一杯に楽しんでる姿が一番。心から楽しんでいれば、メンバーも自然と歓んでファンサしてくれる。純粋に楽しむのが一番です。とくにエイトはファンをエイターと呼んで、とても謙虚で誠実に関わってくれます。ファンサも丁寧で感謝が伝わってくるところが魅力です」
ファンの方々には、「ファンサ」ゲットに奮闘しつつも、コンサートの空間を心から楽しみ盛り上げて欲しい。