現在、服役中のホリエモンこと堀江貴文氏は、刑務所の中からでもオピニオンを発信し続けている。今、彼が気になっているのは、富裕層への増税問題。カネを持っている者から税を取る──というスキーム、堀江氏はやや否定的なよう。『メルマガNEWSポストセブンVol.41』では、堀江氏の富裕層増税問題に対する思い綴られている。
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こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。長野駅から車で約30分。都会の喧騒から離れた場所に長野刑務所はあります。周囲の木々は紅く色づき、防寒具なしでは出歩けないほどの寒さ。11月上旬、そんな秋風吹きつける長野刑務所の待合室で、とある二人が腰掛け、本物オーラを充満させておりました。
GLAYのTERUさんとピーチ・ジョンの野口美佳さんです。
想像してみてください。シュールです、ものすごく。もちろん御大の面会のためにお二人が来てくださったのです。しかし、これは貴重な画ですよね〜。メチャクチャ気になる面会の模様は来週お伝えするとして、今週の御大は増税のニュース憤りを感じているようです。
民主党税制調査会が、2015年から裕福な人の所得税率を引き上げたり、相続税がかかる人を増やしたりする方針を確認したようです。解散後、どうなるかわらない問題ではありますが、アメリカのオバマ大統領も富裕層の増税を狙っているようですから、時代の流れなのかも。ただし御大は「年収5000万円以上の人の所得税率を5%でたった400億円の税収増だって。震災復興予算の流用額に比べたら微々たる額だ。はっきり言って、低所得者層の不満の一時しのぎにしか過ぎない」と否定的なのです。
「格差を固定させないために相続税を増税するのは賛成だが、努力して成功した人への増税は頑張る人へのインセンティブを削ぐことになる」。確かに御大の言うようなネガティブな面は否めないですし、「だから、シンガポールとかに皆脱出しちゃうんだよ」なんていう状況になれば、それこそ本末転倒であります。富裕層の増税についてはまだまだ議論の余地がありそうです。