漫画家のさかもと未明さん(47才)が、雑誌『Voice』に起稿したコラムがネット上で大きな話題となった。その内容は、飛行機内で泣き叫ぶ乳児に耐え切れなかったさかもとさんが、乳児の母親に「赤ちゃんだからなんでも許されるというわけではない」と怒鳴りこみ、その後も航空会社にクレームを入れたというもの。
こういった問題は、空の上だけで起きているわけではない。レストランなどの公共の場での乳幼児の泣き声や騒ぎ声について言及したのが、クワバタオハラのくわばたりえ(36才)だ。
11月23日、自身のブログで、ファミリーレストラン内で走り回る子供を注意する親と、放置して食事を楽しむ親の2組を取り上げ、<どちらがアカンと思う?>と、問題提起したのだ。
くわばたは「子供を注意する」ことが一般的だと認めながらも、海外では「放置」が当たり前な国もあるのだと指摘。その国では、「3才の子供が静かに座っていられるわけがない、なぜ注意するのか?」といった反応であることを紹介した。そして彼女は<子供が走り回ってもそれが当たり前の日本になればええと思うねん>と書いた。これには400近くのコメントが寄せられており、その一部を見ると、
<一歩外に出れば、もうそこは家ではないので、最低限のマナーは守るよう教えるのも、親の務めではないか>
<大人は好き勝手に大声で話してもいいのに、子供は好き勝手に走り回るのがダメって、子供からしたら大人の勝手じゃない?>
と、ここでも波紋が広がっていた。彼女は翌日、改めて、
<外国の素敵な考え方を文化の違いと否定せず、少し真似させてもらったらアカンのやろか?>
と、周囲が子供の騒がしさを理解し、見守ることの重要性を説いている。
※女性セブン2012年12月13日号