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杉村太蔵氏 国会の会議室より料亭の方が腹を割って話できる

 薄口政治評論家としてバラエティー番組で大活躍の杉村太蔵前衆議院議員(33才)が、女性セブン読者のお悩みに答える。今回は、20才の娘を持つシングルマザーからの相談。

【相談】
 私はシングルマザーで20才の娘がいます。高校生までは素直で何でも話してくれていたのですが、大学に入ったころから黙って外泊したり夜中に出かけたりするようになりました。知らない間に旅行に行くことも。出かけるのはいいとしても、ひと言言って欲しいです。それに事件や事故に巻き込まれはしないかと心配でなりません。(51才・会社員)

【杉村太蔵の回答】
 お母さん、あなたは子離れする時期かもしれません。私にも娘がいますから、お嬢さんを心配する気持ちは痛いほどわかります。

 ただ、娘さんも20才過ぎとなれば立派な成人。中高生ならまだしも、20才以上であればお酒も飲めますし、親の同意なく結婚だってできますからね。自分の行動に責任を持たなくてはいけない年齢なので、親が心配する必要はないでしょう。地方から東京の大学に進学している学生なら、18才から一人暮らしをしていますからね。

 親に報告してからだろうが、黙って出かけようが事件や事故に巻き込まれるときは巻き込まれてしまう。それを心配してもしょうがありません。

 それよりもちゃんと勉強しているかどうかを聞くほうが重要ですね。学生の本分はあくまで学業。学費をあなたが出しているとしたら、娘さんにちゃんと勉強をしているのかを問いただすのは当然の権利ですから、「どこへ行くのもあなたの勝手だけれど、ちゃんと勉強しているの?」と聞いてみては。

 さらに、娘さんが普段どんな大学生活を送っているのかも聞いてみる。いきなり聞きづらいなら、一緒に旅行にでも行って普段言えないことを親子で話し合ってみるのもいいかもしれません。

 旅先などリラックスできる場所では人間、本音が出やすいもの。政治家が料亭で話し合いをするのもそこに理由があると思うんです。国会にも会議室があって24時間使えますが、料亭という落ち着いた空間でおいしいものをつまみながら議論を交わすと、腹を割って話ができるのでしょう。

 たまには母子で温泉につかりながら、“将来はどうするの?”“好きな人はできた?”と聞いてみると、娘さんは身も心もほぐれているでしょうから、本音を話してくれるかもしれませんよ。

※女性セブン2012年12月13日号

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