石田純一(58才)と東尾理子(37才)との間に、11月5日、理汰郎くんが生まれた。その石田の“長男”いしだ壱成(37才)は、37才差のあまりにも年の離れた弟ができたわけだが、その一方で自分の子供とは関係が絶たれた状態にある。
壱成が子供の母親である元タレントのA子さん(34才)と結婚したのは2003年12月のこと。2001年8月に大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕され、執行猶予中のことだった。逮捕前から壱成と旧知の仲だったA子さんが、謹慎中の壱成を支える形で交際が始まった。入籍時、A子さんのお腹の中にはすでに赤ちゃんがいた。
しかし、2006年に離婚。大麻事件後の不安定な生活がすれ違いを生む形となった。
「慰謝料はなく、親権はA子さんに、壱成くんは養育費を負担することになりました。離婚後も壱成くんは、子供とよく面会していたそうです」(芸能関係者)
そんな関係に変化が訪れたのは2007年のことだった。A子さんが谷原章介(40才)と再婚することになったのだ。それ以来5年間、壱成は一度も長男と会っていない。
「会えないというか、ぼくの気持ちで会わないということなんです。A子さんが章介さんと再婚されて、(彼との間に)子供が生まれていく中で、(ぼくの子供が)ひとりだけ父親が違うということを本人に伝えるタイミングというのは難しいですよね。変に告げたり、ぼくが中途半端に会いに行くと、下手したらトラウマになるでしょうから」(壱成)
そこには壱成と谷原が交わした堅い約束があったという。
「章介さんと話して、“本当の父親が誰なのか子供に告白するタイミングは章介さんたちに任せる”と決めたんです。子供のためにも、(告白の時が来るまでは)自分の子供として、これから生まれる子供たちと変わらず育てたいとの思いが章介さんにはあったみたいです。
養育費についても“受け取らない”と言われました。やっぱりぼくが養育費を払い続ける限り、父親はぼくだという感覚になってしまいますからね。“つらいかもしれないけど、子供のことは自分たちのほうに任せてくれないか”と言われて。ぼくも小さい頃に(子供の立場で)経験したので、(継父となる)章介さんの大変さはすごくよく理解できました。だから、“ぜひそうしてください”とお願いしたんです」(壱成)
壱成と谷原は1995年にドラマ『未成年』(TBS系)での共演をきっかけに親交があったが、約束を交わしてから、子供のことについて直接話をしたことはないという。
しかし、そんな壱成に代わって、最近、谷原と仕事で一緒になったという父・石田が「(壱成の)子供を育ててくれてありがとう」と、谷原に頭を下げたという。
「父がぼくの気持ちを代弁してくれたと思っています。父の言ったことはそっくりぼくの気持ちですから」(壱成)
※女性セブン2012年12月13日号