2009年8月に覚せい剤取締法違反で逮捕されて以来、約3年ぶりに芸能活動を再開する酒井法子(41)。24日の復帰会見では、いわゆる『のりピー語』も飛び出すなど、久しぶりに公の前で元気な姿を見せた。
12月15日に開幕する主演舞台『碧空の狂詩曲~お市の方外伝~』(共演に今井雅之、兼崎健太郎など)が、酒井の復帰作となる。全14公演行われるチケットの売れ行きは、完売した初日と千秋楽を除けば、5割前後で芳しくないと報道されている。だが、芸能関係者は「それでも、かなり売れているほうですよ」と首を捻る。
「舞台のチケットが完売するなんて、至難の業。この時点で、完売した日があって、平日公演で5割も売れていれば上出来です。しかも、渋谷の文化総合センター大和田さくらホールは735席。それなりに大きなキャパシティです。
たしかに、酒井クラスの女優なら売れていないという見方もできなくはないですが、逮捕されてファンも相当失ったはずですからね。売れてないと煽ることで、客を引く目的があるのではと疑いたくなるくらいです」(芸能関係者、以下「」内同)
芸能人が頻繁に開催する「舞台」だが、実際は、客の呼び込みも相当難しいという。
「テレビでは良く見かけるのに、まったく客を呼べない芸能人もいます。400~500席のキャパで半分も埋まらないことなんて珍しくないし、客のほとんどが関係者なんてこともあります。芸能人の知名度と『金を払って舞台を見たい』という客の思いは比例しないのです」
舞台の場合、脇を固める俳優や女優の卵が必死になり、チケットを自ら売りさばくケースも多いという。
「出演者や関係者が、最初に数百枚買い取って、知り合いに売りさばきます。酒井ほど名の通っている芸能人は、そのようなことはしませんが、なかにはそれなりに名の知れている俳優さんが、みずからチケットを売るケースもありますよ。それほど、舞台公演はシビアなのです。
酒井さんが、更正したことをわかってもらいたいなら、自分でチケットを買い取り、みずからの手で売りに回れば、舞台関係者から相当な信頼を勝ち取ることができるでしょう。
とはいえ、今回の復帰会見でこれだけ注目を集め、ものすごい宣伝になったわけですから、手売りの何倍もの効果があったはず。これで酒井さんの販促仕事は十分役目を果たしたとも考えられますが……」
実際の復帰舞台で、客の入りはどうなるか?