寒さが本格的になってきた。風邪、冷え対策は数多くあるが、ここでは中部地方に伝わる風邪・冷え対策を紹介しよう。
まずは、岐阜県の風邪対策から。「最近はあまりやってる人はいないけれど、マムシを焼酎に漬けておき、のどが痛いときはガーゼに浸して首に巻く。ものすごーくくさいけど、不思議と効いた覚えが……」(中津川市・青木香さん)
続いて、富山県の風邪対策。“富山の置き薬”で有名な土地柄だけあって、家庭だけでなく職場でも“置き薬”が常識。『散剤せきどめ・廣貫堂』(315円)、『廣貫堂ネオ真治S』(367円/共に広貫堂)などレトロパッケージのものも多い。「風邪かな?」と感じたら、早めにのんで治すのが基本だって!
冷え対策では「生姜の産地・上市町があるので、しょうが湯をよく飲む。職場でも粉やシロップタイプのものを常備して、1日に数回飲む人が多いです」(富山市・阿部幸代さん)
静岡県民のうがい薬は名産の緑茶。県内の一部小学校では、蛇口から出る緑茶で、授業の合間にもうがいをするそう。
山梨県では「ワインを飲んで育った豚は風邪をひかないと聞き、以来、寒くなったらワイン豚をワインのお供に食べています」(山梨県・菊池奈美子さん)
愛知県もユニークだ。「風邪の予兆を感じたらホットコーラでしょ」(名古屋市・酒井真美さん)。喫茶店にもあるが、自宅ではレンジで1分強温めて!
冷え対策では「首はマフラー、手首はアームウオーマー、足首はレッグウオーマー。この3首を温めればポッカポカ。フィギュアスケートの選手も練習中はこのスタイル」(名古屋市・高橋理恵さん)
※女性セブン2012年12月13日号