【書籍紹介】『伊集院静の「贈る言葉」』伊集院静/集英社/893円
2000年から2012年まで、成人の日と新社会人の入社の日に、著者が新聞広告に連載したエッセイが書籍化された。
新成人には「さあ外へ出よう。世界を見よう。真実を知ろう」と語りかけ、働くことの意義を「己だけよければいい、富が、金が力の発想は下衆で、卑しいのだ」と述べるなど、シンプルながら熱いメッセージの数々は、若者はもちろん、悩みを抱えているすべての人に、人生を見つめ直すきっかけを与えてくれる。
※女性セブン2012年12月13日号