ライフ

証券会社勤務51歳男 ラジコン使ったティッシュ節約術を考案

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、証券会社勤務のご主人(51歳)。奥様(48歳)のためにラジコンカーを改良しました。

 * * *
 ティッシュを取ろうとしたら切れていて、女房に「新しいティッシュ箱を持ってきてくれ」と呼ぶと、「私も手が離せないのよ。トイレの棚の上に置いてあるから自分で取って」といわれたことがきっかけでした。

 僕はラジコンカーが好きで3台持っているんですが、「古いのを車輪と動力部分だけにし、その上にティッシュを載せたら、どこにいても持ってこさせられる」とひらめきました。各部屋にティッシュを置かなくていいので、節約にもなります。女房の前で操作してみせると、

「便利でいいわ! もう1台、改良して」
「どうするんだ?」
「アナタ、晩酌中、台所で洗い物をしている私に『もう一本!』っていうじゃない。ラジコンカーが台所に来て、酒を運んでくれれば、手間が省けて助かるわ」
「わかった、やってみよう」

 ところが、リモコンの操作を誤り、台所からリビングのカーブを切り損ね、グラスが倒れて焼酎はこぼれて床に。「もったいない! アナタって本当にそういうのってダメね!」途端に女房のカミナリです。

「ちょっと失敗しただけじゃないか」
「ちょっとじゃない! 結婚22年、アナタの操縦テクニックの下手さは、私、助手席でもベッドの中でも痛感してるのよ!」

 こんなことで女房の本音を聞くとは……ショック。

※週刊ポスト2012年12月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

4月24日発売の『週刊文春』で、“二股交際疑惑”を報じられた女優・永野芽郁
【ギリギリセーフの可能性も】不倫報道・永野芽郁と田中圭のCMクライアント企業は横並びで「様子見」…NTTコミュニケーションズほか寄せられた「見解」
NEWSポストセブン
「みどりの式典」に出席された天皇皇后両陛下(2025年4月25日、撮影/JMPA)
《「みどりの式典」ご出席》皇后雅子さま、緑と白のバイカラーコーデ 1年前にもお召しのサステナファッション
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
ミニから美脚が飛び出す深田恭子
《半同棲ライフの実態》深田恭子の新恋人“茶髪にピアスのテレビマン”が匂わせから一転、SNSを削除した理由「彼なりに覚悟を示した」
NEWSポストセブン
保育士の行仕由佳さん(35)とプロボクサーだった佐藤蓮真容疑者(21)の関係とはいったい──(本人SNSより)
《宮城・保育士死体遺棄》「亡くなった女性とは“親しい仲”だと聞いていました」行仕由佳さんとプロボクサー・佐藤蓮真容疑者(21)の“意外な関係性”
NEWSポストセブン
卵子凍結を考える人も増えているという(写真:イメージマート)
《凍結卵子の使用率1割弱の衝撃》それでも「高いお金を払って凍結したのに、もったいない」と後悔する人は“皆無”のワケとは《増加する卵子凍結の実態》
NEWSポストセブン
過去のセクハラが報じられた石橋貴明
とんねるず・石橋貴明 恒例の人気特番が消滅危機のなか「がん闘病」を支える女性
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《広末涼子逮捕のウラで…》元夫キャンドル氏が指摘した“プレッシャーで心が豹変” ファンクラブ会員の伸びは鈍化、“バトン”受け継いだ鳥羽氏は沈黙貫く
NEWSポストセブン
大谷翔平(左)異次元の活躍を支える妻・真美子さん(時事通信フォト)
《第一子出産直前にはゆったり服で》大谷翔平の妻・真美子さんの“最強妻”伝説 料理はプロ級で優しくて誠実な“愛されキャラ”
週刊ポスト
「すき家」のCMキャラクターを長年務める石原さとみ(右/時事通信フォト)
「すき家」ネズミ混入騒動前に石原さとみ出演CMに“異変” 広報担当が明かした“削除の理由”とは 新作CM「ナポリタン牛丼」で“復活”も
NEWSポストセブン
万博で活躍する藤原紀香(時事通信フォト)
《藤原紀香、着物姿で万博お出迎え》「シーンに合わせて着こなし変える」和装のこだわり、愛之助と迎えた晴れ舞台
NEWSポストセブン
川崎
“トリプルボギー不倫”川崎春花が復帰で「頑張れ!」と声援も そのウラで下部ツアー挑戦中の「妻」に異変
NEWSポストセブン