そろそろ冬本番。インフルエンザの流行も例年より早まっている今年、どのような対策をとったらいいだろうか。関西のご当地“風邪”対策について紹介しよう。
まずは京都府から。
「正月によく食べる丹波の黒豆。水から砂糖を入れて炊いてできる煮汁を少し薄めて飲むと、咳がおさまり、のどの痛みが治る」(京都市・三井ゆきさん)
「刻んだ大根にはちみつを入れて数日おき、上がってきた汁を薄めて飲むと咳が止まる」(京都市・中野由紀さん)。漬けた大根もお茶うけに食べるそう。
兵庫県では、意外なみかんの食べ方が。
「風邪予防としてみかんを網やストーブで焼いて皮ごと食べます」「真っ黒になるまで焼くウチもあるみたい」など、焼いたみかんを丸ごと食べる人が続出。
奈良県では、するめを使うという。
「家族が風邪をひくと、火鉢などでするめを炭にして部屋中に煙を充満させます。風邪を早く治し、人にうつさない秘策です」(橿原市・野村緑さん)
鮒ずしを食べるというのは滋賀県。
「風邪をひいたとき、鮒ずし茶漬けを食べると乳酸菌の作用で汗をかいて楽になる。子供のころは、風邪も便秘も下痢も鮒ずしで治してました」(大津市・西村早苗さん)
“うどん屋の風邪薬”という言葉があるくらい、うどんと風邪薬は大阪府ではセット。そんな大阪で風邪対策を聞いたら、『うどんや風一夜薬本舗』の『うどんや風一夜薬』(医薬品・2625円)と、『特製しょうが飴〈辛味絶佳〉』(420円)をあげる人が多数。
※女性セブン2012年12月13日号