事務所元社長との“お家騒動”の影響もあってか、小林幸子(58)の紅白連続出場記録は33回でついに途切れた。
「小林さんは来年デビュー50周年を迎え、全国ツアーも予定されています。それを前にした紅白の落選は非常に痛いですよ」(芸能評論家の三杉武氏)
というのも、1年の仕事の収入を大きく左右する「紅白出場」という看板を失ったうえ、「1億円」とも報じられている紅白用の豪華衣装を既に準備してしまっていたからだ。
そんな小林が、今力を入れているのが、12月12日(岐阜)、16日(新潟)、24日(東京)に行なわれるディナーショーの準備だ。
「コンサートであれば大がかりな設備投資が必要ですが、ディナーショーは設備費が抑えられるので実入りがいい。苦しい状況にある今の小林さんにとってディナーショーは、大切な収入源といえます」(前出・三杉氏)
苦しい財布事情を反映してか、各会場では1日2回ずつ公演が行なわれ、中には昼12時開始のディナーショーもあるという。しかし、「紅白落選」の悪影響はここにも及んでいた。
「SS席(3万9000円)は完売しましたが、S席(3万5000円)には余裕があります。正直申し上げて、大変苦戦している状況です。300席の会場で2回公演ですので600席ありますが、どんなに良く見積もっても500席には届かないでしょう」(ホテル関係者)
紅白のために用意した1億円の衣装を引っ下げて、全国“落選行脚”でひと稼ぎするしかない!?
※週刊ポスト2012年12月14日号