11月28日、韓国の男性アイドルグループ・JYJのメンバー3人と前所属事務所SMエンターテインメント(以下SM)が専属契約を巡って争っていた韓国内での裁判で、和解が成立した。
東方神起のメンバーだったジェジュン(26才)、ユチョン(26才)、ジュンスの3人が、14年にわたる長期契約や不公平な印税配分などを理由に、専属契約の効力禁止の仮処分を申請したのは2009年7月のことだった。
そして2010年4月、訴えた3人は新たに設立された会社に所属して、JYJを結成。“5人復活”を待ち望むファンの願いもむなしく、グループはユンホ(26才)とチャンミン(24才)の東方神起とJYJに分裂することになった。
発端となった仮処分申請から3年4か月。今回の和解によってSMとJYJはこれまでのすべての訴訟を取り下げ、「お互いの活動に干渉しない」という合意書を締結した。
今後のJYJの活動について、韓国の芸能関係者はこう語る。
「まず韓国内ですが、これまでJYJは“SMとの二重契約にあたる”として各メディアから締め出されており、メンバーは不本意ながらドラマやミュージカルなどの俳優活動をソロで行っていました。
今回の合意で、SMとJYJは完全に離れたわけで、ジュンスには東方神起としてステージに立ちたいという夢はありましたが、これで5人再結成の可能性は消えました。ただ、今後は3人そろってJYJとして、堂々とライブ活動やテレビ出演ができるようになります。当然、新曲を出すことも充分にありうるでしょう」
となると、日本での活動が気になるところ。しかし、これが少し複雑だ。
「現在、JYJ側は日本で契約を巡って係争中です。その裁判が終わるまで日本では活動できないんです…」(音楽関係者)
実際に、昨年も日本でのJYJのイベントが直前で中止となる事態が相次いだ。判決は来年1月にも出る予定だというが、いずれにしても控訴となる可能性が高く、裁判は長引きそうだ。決着がつくまでの数年は活動できそうにない。
※女性セブン2012年12月20日号