冬ボーナスの平均額が前年比1.6%減の36万6500円となり、1990年以降では過去最低となる見通しだ。そんななかで、賢くお金を貯めるためには、「デパートの友の会の積立」がオススメだという。
「デパート友の会」は、大丸、松坂屋、三越、伊勢丹、高島屋といった大手から、名鉄(名古屋)や山形屋(鹿児島)などの地方の名店まで、ほぼすべてのデパートが展開している。
積立プランの内容は少しずつ異なるものの、毎月一定額を12か月積み立てると、13か月分の商品券やお買い物カードをもらえるという仕組みが多い。1か月1万円ずつ積み立てた場合、年利に換算すると15%程度! 商品券と現金という違いはあるが、銀行の普通預金の年利0.02%の750倍にもなる。
ファイナンシャルプランナー・野尻美江子さんも愛用経験があるという。
「使用期限がなく、いつでも使えるのでお得。ちょっと高めのスーツや手土産など、デパートで買うのが必須のものに利用しました」(野尻さん)
積立は最少額からスタートしよう。毎月積み立てる額は、月5000円、月1万円、月3万円などといったコースから選ぶ。積立額を増やせば増やすほど、戻ってくる商品券も高額になるが、「まず最少額からスタートを」と野尻さん。
「毎月5000円でも、1年積み立てれば6万5000円分になるので、通常の買い物には充分な額です。満期は基本的に1年後。積み立てすぎると余らせるリスクも」(野尻さん)
デパートによっては、月3000円から始めることができたり、年利は下がることもあるが半年で満期を迎えるコースもあるので、よくチェックを!
※女性セブン2012年12月20日号