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「モバプロ」に加え「モバサカ」も順調なソーシャルゲーム株

 これから「上がる株」とは何か。投資情報サイト「東京IPO」編集長の西堀敬氏は、「モブキャスト」(東証マザーズ・3664)に注目しているという。以下、西堀氏の解説だ。

 * * *
 プロ野球や競馬などスポーツに特化したSNS「モブキャスト」を通じてソーシャルゲームを提供しているモブキャストが成長スピードを加速させている。

 ソーシャルゲーム業界は、コンプガチャ(*)問題などによる業績悪化の波にさらされているが、同社はもともとコンプガチャを採用しておらず、業績躍進に曇りはみられない。

 同社は8月7日、2012年12月期中間決算発表と同時に通期業績予想を上方修正。売上高は38億1400万円から45億円(前期比122.6%増)、営業利益は10億円から11億2500万円(同115.9%増)に引き上げた。

 既存タイトルである「モバプロ」「モバダビ」が会員数、売上高ともに堅調に推移していることに加え、今年7月10日に配信を開始した新タイトル「モバサカ」の会員数が順調に増加しており、第3四半期以降の収益に大きく貢献するとの理由だ。

 野球は韓国や台湾、サッカーは欧米などで海外展開を計画しており、まだ成長の余地は大きいとみている。

【*注】コンプガチャ/ソーシャルゲームのカード課金の一種で、有料ガチャで複数枚の特定カードを揃えることで限定カードがもらえる仕組み。消費者庁が違法見解を示した。

※マネーポスト2013年新春号

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