今回の衆院選での四国の注目選挙区は、女優・水野真紀(42才)の夫で、自民党の後藤田正純氏(43才)が出馬する徳島3区。前回は自民党に対する逆風が吹き荒れ、民主党候補の仁木博文氏(46才)と1222票という僅差で辛うじて当選した後藤田氏。
一転、今回は自民党に追い風が吹いて余裕かと思いきや、妻の水野が率先して、連日選挙区を回り、必死の選挙戦を繰り広げていた。
「水野さんが突然、うちの会社にやってきたんですよ。『よろしくお願いします』言うて、深々と頭を下げてね」(30代・女性会社員)
「近所のスーパーでも、どんな時もニコニコと握手して『よろしくお願いします』って。近所の人と『水野さんが選挙に出たら圧勝やろうね』て笑ってるの」(50代・主婦)
婦唱夫随を地でいく後藤田・水野夫妻だが、水野がそこまで頑張るのには理由がある。夫・後藤田氏は、2011年6月に写真週刊誌で銀座ホステスとの“不倫写真”が報じられて以来、すっかり女性有権者の不興を買ってしまったのだ。
「不倫はあかん。水野さんは健気に頑張っているけど、ホント、今回はさすがにどうしようかって悩んでる女性も多いですよ」(40代・主婦)
半年ほど前には選挙区の広い範囲で、問題となった記事のコピーが出回るというネガティブキャンペーンまで行われたという。身から出たサビの代償はいかほどか。山間部での演説を終えた後藤田氏を直撃した。
「中傷ビラのことは知っていますよ。でも逆にウチのカミさんは『けしからん、こちらは正々堂々と戦いましょう!』ってスイッチ入っちゃって(笑い)。“雨降って地固まる”です」
なるほど、“嫁が回って、票が固まる”んですね!
※女性セブン2012年12月27日・2013年1月1日号