今年のNHK紅白歌合戦に、4年連続5回目の出場をすることが決まったAKB48だが、ファンが注目しているのは、8月に卒業した前田敦子(21才)がセンターとして復活登場するのかどうかという点だ。
11月末のイベントで前田は、紅白について「今年はテレビの前で応援します」と語っており、出場を否定している。しかし、ファンからは「あっちゃんのセンターがもう一度見たい!」そんな声が上がっている。実現する可能性はあるのだろうか?
「NHKとしては当然、視聴率を上げるためにも前田の出場を狙っているはずです。今年リリースした『真夏のSounds good!』は、前田のセンター最後の曲。この曲を歌うということならとても自然で、紅白だけでの復活の可能性はあるでしょう」(レコード会社関係者)
ただ、AKBは年末に『真夏のSounds good!』でTBSのレコード大賞の出場も控えており、音楽関係者からは「昨年は大賞を獲得しておりTBSへの配慮を考えると紅白だけに出るというわけにはいかないのではないか? かといって両方出れば、サプライズ感が薄れてしまう」という声も。紅白での復活登場に否定的な見方をする人も多い。
アイドル評論家の北川昌弘さんはこう指摘する。
「私は、前田さんは紅白に出るとみています。歌わずに応援で出るという中途半端な形ではなく、ほかのAKBメンバーと一緒に歌うのではないでしょうか」
紅白といえば、これまで数々の人気歌手の復活出場の仕掛けを行ってきた実績がある。1985年、1986年には、結婚・妊娠で休業中だった松田聖子が出場。1989年には引退していた都はるみが、復活して熱唱し、大きな話題を集めた。
「今年の紅白は小林幸子さんのド派手衣装もなければ韓流スターも出ず、目玉がない。過去の紅白での復活劇のように、前田さんが出れば大きなサプライズになります。“レコ大に出ず紅白だけ出るわけにはいかない”という声もあるようですが、レコ大はAKBが2連覇するかどうかが焦点ですから、前田さんの復活登場は演出としてそれほど求められないのではないか。歌わずに応援ゲストで出るぐらいでしょう。紅白のステージでは、数曲を前田さん以外のメンバーで歌って、最後の曲で前田さんがセンターとして出てくる――そんな演出が見られると期待しています」(北川さん)