人気急上昇中の「LINE POP」(スクリーンショット)
現在、人気急上昇中のスマートフォン向けアプリ「LINE」。無料音声通話が可能なだけでなく、スタンプを使ったチャット機能やSNS機能も兼ね備え、若い世代を中心に爆発的にヒットしている。
そんな「LINE」が提供する公式ゲーム『LINE POP』が、iPhoneの無料アプリランキングで第2位に浮上し、人気を博している(※2012年12月11日現在)。
「LINE」の人気キャラクター「ブラウン」が登場するこのゲームのルールは単純明快。ブロックを指で動かし、同じキャラクターを縦横に3つそろえて消していくだけ。制限時間1分の間に、いかにたくさんのブロックを消せたかで得点が決まる。
また、ランキング機能がゲームの魅力をさらにアップさせている。「LINE」を利用している友だちがプレイすると、自動的に週間ランキングに反映される。闘争心を刺激し、一緒に遊んでいる感覚を共有できる。
プレイヤーにはそれぞれ手持ちのハートが5つあり、一度ゲームする度にハートが1つ消えていく。1つハートが補充されるまで8分間待たないといけない。
しかし、友だちに「おねだり」するとハートをもらうことができ、自分が「おねだり」された場合でも、1つハートをプレゼントすれば、自分にもハートがチャージされる。
自分一人で遊んでいるのではなく、友だちと一緒に遊んでいる感覚になれることが人気を後押ししているのだろう。
このハートのやりとりを通じて、元カレと復縁したという女性もいるという。女子大生のAさんは、3年前に付き合っていた元カレから突然「ハート」をプレゼントされ、お返しに自分も「ハート」をプレゼントしたことから復縁に発展したそうだ。
「元カレがLINEをやっていることは知っていたんですけど、なかなかメッセージのやり取りをするのも気が引けていて。そんな時、突然彼からハートをプレゼントされたんです。それがきっかけでメッセージを送りやすい雰囲気になって、“久しぶりだね、元気?”みたいな感じで盛り上がって。“ご飯行こうよ”っていわれてまた付き合うことになりました」(Aさん)
ソーシャル時代にゲームがヒットするには、こうしたコミュニケーションの要素が不可欠なのかもしれない。