何かと忙しい年末だからこそ、思い切り泣いたり、笑ったりしてストレスを発散してみては? そこで、最近『鈴虫炒飯』を上梓したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんにイチオシ作品を聞いてみました。
『浄土』町田康著(講談社)は、破天荒な文体で書かれた作品。「町田さんの作品は全部読んでいますが、これは特に笑えます。文体が独特で一見とっつきにくいようにも思えますが、ハマったら何度も読みたくなる」(又吉さん)。
『何もかも憂欝な夜に』中村文則著(集英社)は、死刑制度に真っ向から挑んだ意欲作。「思春期から漠然と抱いていた悩みの答えがここに書かれているような気がして、ジーンとしたんですよね」(又吉さん)。
※女性セブン2012年12月27日・2013年1月1日号