ファッションは、自分を映す鏡ともいわれている。いつの時代も、いくつになっても個性豊かにいきいきと輝く女性たちは皆、独自のファッション哲学をもっていた。彼女たちの名言を紹介します!
シンガーソングライターのレディー・ガガ(26才)の名言はこちら。
「私にとってファッションは音楽と同じくらい大事なものよ」(『レディー・ガガ ルッキング・フォー・フェイム』ポール・レスター著、堂田和美訳<シンコーミュージック・エンタテイメント>より)
生肉ドレスや火花ブラなど、奇抜なファッションで世間を騒がせるガガ様。彼女にとってのファッションは、注目を集めるための策略ではなく、レディー・ガガという存在の核を成すもののようだ。
女優・オードリー・ヘップバーン(享年63)はこんな言葉を残した。
「身なりは人をつくるというけど、たしかにわたしの場合、着るものが自信をつけてくれた」(『オードリー・スタイル―エレガントにシックにシンプルに』パメラ・クラーク・キオ著、笹野洋子訳<講談社>より)
今でも色褪せない銀幕のスターは、衣装の力によって、どんな役でも演じる自信を得ていた。なかでも彼女は生涯において、ユベール・ド・ジバンシィがデザインする洋服に絶大な信頼を寄せていた。
作家・林真理子さん(58才)は、著書の中で次のようなことを言っている。
「中年の女性であったら、はげた夏サンダルはもはや致命的だ。小説でも、貧しい疲れきった中年女を描くには、みすぼらしい靴を書いていく」(『中年心得帳』<講談社>より)
おばさん化していく複雑な女心を、まっすぐな言葉で痛快に綴ったエッセイ。気が緩みがちな足元、ギクリとする人も多いのでは?
※女性セブン2012年12月27日・1月1日号