節電モードで効率的に暖め、自分や家族を癒す家電の売れゆきは絶好調! そこで、冬家電の使い方、選び方を解説する。家電コーディネーター戸井田園子さんが次のように話す。
「部屋全体の空気を暖める暖房、体を暖める暖房を上手に使い分けることが、快適で省エネにもつながります。部屋全体を暖めるには、パワーやコスト面からエアコンがいちばん優秀。サブ暖房として人気のファンヒーターやセラミックヒーター、パネル ヒーターは立ち上がりが早く、帰宅してすぐに体を暖めたいときや狭い場所でなら効率的。
ただし広い部屋で長時間使うと電気代が高くなります。またホットカーペットやこたつ、あんかは、日中、アイロンがけなど、座って家事をしているときや、“短時間”に“そこだけ”暖めるのに効果的です」
乾いた空気をうるおす加湿器も売れているが、その選び方について戸井田さんはこう語る。
「長時間使うなら省エネの『気化式』。立ち上がりの早さとパワーなら『ハイブリッド』か『スチーム』。『超音波』は加湿能力も省エネ性も高いけれど、手入れが少々手間。上手に選んで」
こうした冬家電はどのようなものがもっとも売れているのか? ヤマダ電機LAVI新宿東口館フロア長の丹波昭尋さんが売れ筋について話してくれた。
「エアコンからヒーターまで、今年の暖房器はセンサー機能が充実。局所暖房におすすめのファンヒーター、セラミックヒーターが特に人気。近年、お客様の省エネ性能についての知識が深く、価格に関わらず高性能商品が売れ筋です」
※女性セブン2012年12月27日・1月1日号