そのぶっちゃけトークぶりで、ときに視聴者の目をテンにさせるNHKの朝の顔、有働由美子アナ(43才)。2012年の『紅白歌合戦』で、初めて総合司会に抜擢された。
番組チーフプロデューサーを務める原田秀樹さん(45才)は、有働さんの紅白の司会起用についてこう語る。
「『あさイチ』のキャスターを務める有働さんは、NHKの朝の顔として好感度が高く、生放送に慣れているので、ハプニングにもうまく対処できる技術を持っています。紅白は4時間半にわたる生放送ですからね。放送中に何が起こっても冷静にNHKスタッフの声を代弁して対処してもらえる存在として、有働さんがふさわしいと思いました」
『あさイチ』での有働アナといえば、「セックスレス」や「膣トレ」といったテーマにも物怖じしないぶっちゃけ本音トークが真骨頂。視聴者から届いた「有働さんの脇汗が不快」というFAXを自ら読み上げ、女性にとってデリケートな話題も、自分の問題として取り上げる姿勢が多くの支持を得ていることはご承知のとおり。
紅白でも、『あさイチ』流の本音トークを期待できるのだろうか。有働アナご本人に話を伺うと――。
「『あさイチ』の経験ですか? まったく活かせません(笑い)。あの番組では私がどんなに暴れても、イノッチ(V6の井ノ原快彦・36才)がなだめてくれますが、今回は彼がいませんから、一人ボケ・ツッコミになってしまいます。
紅白では脇汗もかかず、面白くなくてもいいから、失敗しないよう、NHKの正統派アナウンサーでいきたいと思います」
と、キッパリ。…視聴者としては、あの“ノリ”を封印してしまうのはちょっと残念な気もするが、それほどまでに紅白にかける彼女の思いは熱いのだった。
※女性セブン2012年12月27日・1月1日号