関根麻里(28才)と、人気ドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)の主題歌『Only Human』で知られる人気韓流歌手・K(29才)との熱愛が発覚した。
2009年12月に麻里がパーソナリティーを務めるラジオ番組にKがゲスト出演したのをきっかけに交際をスタートさせたふたり。しかし2011年1月から、Kは韓国人男性の義務である兵役に就いたため、ふたりは離ればなれに。それでも麻里は、休日になれば韓国へ飛び、愛を育んだ。
そして約2年に及ぶ兵役を終え、2012年10月に日本で歌手活動を再開したK。麻里は、親しい友人に“結婚したい”と明かしているという。
麻里の父・関根勤(59才)もふたりの結婚には大賛成だというが、これからお伝えする韓国の掟を読むと、手放しでは喜べない気が…。
まず、そもそもの結婚式が日本とは大きく異なる。一般的には、式では“披露宴”は行わず、30分ほどの簡素なもので、その後、招待客は受付で配られた食券を持って、大食堂に移動。ビュッフェスタイルの食事を楽しんだら、三々五々解散となる。一方で、新郎新婦は別室で、新郎の両親に礼を捧げる「幣帛(ペベク)」という儀式を行う。これは家族関係を重んじる韓国ならではの儀式だ。
子が親を大切にする──とは、万国共通の教えだが、韓国ではそれがとくに重視される。2012年夏に韓国人男性と結婚した20代女性(東京在住)はこう語る。
「夫はマザコンかと思うくらい、用もないのに毎日欠かさず姑に電話します。“オモニ、ご飯食べた?”とか。電話がかかってくればデート中でも気にせず出ますからね。彼がその電話を邪険に扱えば、“息子がこうなったのは、アナタのせいだ”なんて、すべて嫁のせいにされて大騒ぎされますから、何も言えません…」
だからこそ、息子の結婚相手を見る両親の目は厳しい。相手の家柄、仕事、収入、年齢、宗教などさまざまな条件があるが、特徴的なのが“占い”に頼る点だ。自身も韓国人男性と結婚し、今はソウルで日韓カップルのブライダルサービス『ウェディングハウル』を立ち上げた小坂春奈さんはこう話す。
「韓国では大事なことはサジュと呼ばれる占いで決める習慣があって、親がふたりの相性をサジュで調べて、悪いときには強制的に別れさせることさえあるんですよ」
いざ結婚してから日本人女性が最初に苦しむのは「挨拶」だと、『新大久保の年下王子と結婚しました』(小学館刊)の著書を持つ新堂雪絵さんは言う。
「目上の人には、チョルと呼ばれる土下座のような挨拶をしなければなりません。やり方もよくわからないし…困りました」
儒教の国・韓国では、目上の人は敬わなければならない。言葉は当然、敬語。食事は目上の人がはしをつけるまではじめられず、それを破ると平手打ちなんてこともある。お酒を飲む際には、顔を横に向け口を隠して飲むのが礼儀となっている。
※女性セブン2013年1月10・17日号