昼ドラ『幸せの時間』(東海テレビ・12月28日まで)は、夫の浮気や妻の不倫といった泥沼展開に過激なセックスシーンが話題になったが、リアルな主婦たちの日常はどうなっているのか。40代、50代主婦500人にアンケートを実施した。
「夫はあなたを何と呼んでいますか」という質問に対しては、「名前」が41.4%、「お母さん」が25.8%、「おい、お前(など)」が12.4%、「ママ」が7.0%、「呼んでもらえない」が5.6%、「その他」が5.6%となった。
「その他」の中には、「あだ名」(46才専業主婦)や「姫」(50才専業主婦) などの答えがあった。40%以上が「名前」との結果になったが、これについて精神科医、岩崎メンタルクリニック院長で恋愛を含む“依存症”について詳しい岩崎正人さんは「正直、意外。子供がいれば“お母さん”や、“おい、お前”が多いだろうと。世間的イメージより、対等な関係を築けている夫婦が多いのでは」と感想を述べる。
続いての質問は「夫と1日にどれぐらい会話していますか」だが、これには「0~10分未満」が21.2%、「1時間未満」が49.6%、「2時間未満」が17.8%、「2時間以上」が11.4%となった。「10分~1時間未満」が最多との結果だが、「0~10分だと、ゴミ捨てとか、用件だけの会話でしょう」(夫婦関係に詳しく『セックスレス そのとき女は』(中央公論新社)の著者で作家・亀山早苗さん)、「1時間は話していてほしい」(岩崎さん)との声も。
この“会話の長さ”が、「1時間未満」か「以上」か、その長さが、夫婦関係のバロメーターになることがわかった。 そして「ふたりだけで出かける頻度は?」という質問に対しては、「ほぼ毎日」が2.0%、「週に1~2回程度」が38.2%、「月に1~2回程度」が21.4%、「年に数回程度」が16.6%、「年に1回程度」が3.8%、「久しくない」が18.0%となった。
岩崎さんは「これも多い。スーパーへの買い物などだとしても、意外と一緒にいるんですね」と驚いているが、会話時間が1時間以上の人は、50%以上が週に1~2回程度、ふたりだけで外出していたというデータもある。
※女性セブン2013年1月10・17日号