かつては占いの一種と見られた血液型診断だが、近年は科学的研究として注目されることもある。
血液型の違いは愛情への成否にも影響を及ぼすという。相手女性の血液型によって、男性に魅力を感じるポイントが違うからだ。『人生の9割は血液型で決まる!』(世界文化社刊)の著者で、これまで20数年もの間、多くの人に対して「血液型と性格・性質」について研究を行なってきた小萩喜一氏によれば、血液型別サバイバルキーを使い、いかに相手女性の「幻想的存在」になれるかがポイント。
「A型女性は、傘として自分を守ってくれ、さらに自分のために積極的に自己犠牲を払ってくれる男性に幻を見ます。また、周囲の言動に過敏に反応しがちなので、相手が自分にふさわしいかどうかを強く意識します。それにふさわしい気品と包容力を身につけることが必要です」
ただしA型女性の恋愛は、自分が選んだ相手、自分の“持ち物”の良さを確認するための作業なので別れる時はアッサリしたもの。それまでの自分の献身は忘れて未練を残さないように。
O型女性はきびきびとした律動感や、自分の決めたルールに従って行動する自分への厳しい姿にときめきやすい。
「自分を高めようとする努力や孤独感、孤高のプライドに幻を見るので、父性的なイメージを意識させると落としやすいでしょう」(小萩氏)
B型女性の場合、自分を社会のややこしさや息苦しさから離脱させ、自由で奔放であることを許してくれる、器の大きな男性であることが条件。
「その上で、1人遊びもできていろいろなことに楽しみを見つけ出すことのできる“自由度の高い存在”に幻を見る。ただし、相手が自分をどう思っているかより、自分の相手への思いのほうが重要なので、ストーカーや不倫関係の暴露など、痛い目にあう危険性も」(同)
B型女性と別れる時は、はっきりと自分の意思を伝えることが必要だと、小荻氏が続ける。
「AB型の女性の多くは、自分の混乱を止められる“安定性をもつ異性”に幻を見ます。それに加えて、関係が息苦しくならないよう、時にはハメを外してバカ騒ぎできるようなバランス感覚も求められる。別れる時は、つかず離れず徐々にフェードアウトするよう意識すると、不要な混乱を避けられます」
※週刊ポスト2013年1月1・11日号