今季、プロ野球界では、金本知憲(阪神)、田口壮(元オリックス)、石井琢朗(広島)、小久保裕紀(ソフトバンク)、城島健司(阪神)ら、大物選手が続々と引退した。このなかで、世の男性諸君から羨ましがられることが、もっとも多かったのは石井琢朗ではないだろうか。
とにかくモテるこの男、1996年には元アイドルグループCoCoのメンバーである瀬能あづさと結婚。2000年に離婚をするが、2001年には当時フジテレビアナウンサーの荒瀬詩織と再婚。NHKの有働由美子アナとの交際が報道されたこともあった。
アイドルと女子アナという男なら誰もが憧れる存在と結婚した石井だが、1989年入団時の選手名鑑(日刊スポーツ出版社発行)を見ると、理想のタイプには『素朴で飾り気のない純情派が好き。渡辺美里のような女性』と書かれている。
この嗜好は、レギュラーを獲得した1993年も変わらず、やはり理想のタイプは『渡辺美里タイプの素朴で飾り気のない女性』(ベースボールマガジン社発行の選手名鑑より)となっていた。これは、結婚する1996年まで一貫して変わらなかった。
「入団時は本当に渡辺美里が好きだったのでしょうが、その後は名鑑のアンケートに『去年と同じで』と答え続けたのだと思います。いくら付き合っていたからといって『瀬能あづさ』とは書けないでしょう(笑)。本音で書くわけにもいかないし、カモフラージュだったのでは。
なかには、好きなタイプに『ガールフレンド』と書く選手もいましたね。若田部健司(元ダイエー)は、ずっとそう書いていました」(スポーツ紙野球担当記者)
モテにモテた石井も、いまや2女の父親。来季からは、広島のコーチとして常勝への礎を築く。