「NEWSポストセブン」にオリジナルコンテンツを書き下ろしている4人のコラムニスト、ライターたちが自選した「今年の3作」。読み逃していた人はこの機会にどうぞ。
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◇石原壮一郎(大人力コラムニスト)
1.里田まい マー君“おバカ扱い”をやんわりとたしなめた賢妻(2月)
2.甲子園負けて帰る応援バス「いい夢見せてもらえた」とOB感動(8月)
3.伊勢うどん 「麺-1GP」で王者・讃岐うどんより長い列つくる(10月)
「1.はラジオ番組で長くお世話になった里田さんにご恩返しのつもりで書きましたが、余計なお世話だったのかもしれません。とても大きな反響をいただいたコラムでした。2.自分にとって今年最大のビックニュースは、母校の甲子園出場です。3.いつも讃岐うどんと比較されては『コシがない』といわれのない非難を受け悔し涙を流してきた郷土の誇りが、『麺-1GP』での勇姿を目の当たりにして深く感動しました」(石原)
◇常見陽平(作家、人材コンサルタント)
1.就活のコネ 様々なレベルがありコネ入社ブロック社員も存在 (1月)
2.外資コンサル最高峰のマッキンゼー辞めて実家を継ぐ人もいる (7月)
3.就活見据え起業家にOB訪問しまくる「意識の高い高校生」が出現 (8月)
「1.はコネ入社についてここまで具体的に分類した記事はなかったのでは?で、コネ入社社員=バカとは限りません。2.元マッキンゼーの進路は経営者が多いものの、本当、いろいろです。3.次は意識の高い中学生か、後期高齢者ですよ、きっと」(常見)
◇松浦達也(食文化に詳しい編集・ライター)
1.やらせ騒動「食べログ」でハズレを引かず打率上げる賢い利用術(1月)
2.浜松に「餃子日本一」奪われた宇都宮が剥き出しにする危機感(7月)
3.銀座の洋食店 メニューにないのにカツカレー頼む常連客多い(9月)
「1.『ステマ』でソーシャル・メディア全体が信用を失ってるのを見て書いたところ、この原稿まで某巨大掲示板でステマ扱いされる。2.下野新聞社サイトの『宇都宮餃子日本一奪還計画』という自虐感あふれるコンテンツに感動して書いた一本。3.安倍総裁(当時は候補)の総裁選出陣式でのカツカレーをきっかけに記事」(松浦)
◇神田憲行(フリーライター)
1.「日本にはNHKと朝日新聞があるのが羨ましい」と韓国人記者(10月)
2.「3・11「黙祷」ツイートに意味ある? 震災イベント化に異議の声」(3月)
3.「ネットで『悪の村』と指弾された上小阿仁村長が『いじめ』に反論」(11月)
「今年の炎上物件3つ。1.はタイトルだけで脊髄反射した人もいた。2.はどうにも違和感があって……。3.関係ない村にいちいち抗議のメールしたり電話する人って、どんな人なんだろう」(神田)