年末年始はテレビの前からピクリとも動かない夫(39才)に嘆く、衣料品メーカー勤務の女性Nさん(36才)。特に箱根駅伝への熱の入れようはすさまじく、出場全選手のプロフィールを暗記しているという。Nさんが告白する。
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本家の長男とかで甘やかされて育った夫が、最も男を下げるのがお正月。
年末の12時間ドラマから始まって、三が日はテレビの前から動かない。クライマックスは1月2日と3日の箱根駅伝。男の闘いが泣かせるんだとさ…。何年の何区を走ったあいつは、すごかったとしゃべり出したら止まらない。
全選手のプロフィールが頭に入ってるんだって。実家の茶の間のテレビの前に涅槃像になってさ。トイレと食事とお風呂以外、ピクリとも動かない。
ときどきモジモジしているから「トイレでしょ。行きななさいよ」と言うと「いや、まだ大丈夫」だの「次の長めのCMのときに行く」って。
※女性セブン2013年1月10・17日号