なでしこジャパンの“世代交代問題”は政界以上に深刻なようだ。
昨年12月22日の皇后杯準決勝の後、澤穂希(34)は、「自分の気持ちがその方(W杯、五輪)に向ければ頑張ろうと思う」と、代表でのプレー続行の意思を示した。
この発言の裏にはどうやら「大人の事情」がありそうだという。
「澤はロンドン五輪を集大成にすると公言し、周囲には『もう100%力が出せない』『代表を引退する』と漏らしていた。そんな中、澤の続投を強く希望したのは彼女をCMに起用するスポンサーだといわれています。澤は、スポンサーと協力し、私立中学を中心に女子サッカー部設置を働きかける『澤プロジェクト』を立ち上げる予定です。
また、東京五輪招致大使に選ばれたり、自身が発起人となった震災復興マッチが開催されたりと、公的な役割を担うことが多くなったため、日本代表という肩書きはまだ外せないと判断したようです」(スポーツ紙記者)
※週刊ポスト2013年1月18日号