絶好調のテレビ朝日において、その存在感は絶大だ。
「冗談みたいな話ですが、テレ朝では“神様、仏様、米倉涼子様”といわれはじめている。もはや米倉さんは、『相棒』の水谷豊さんとならんで、ウチの視聴率ツートップですからね」
こう話すテレ朝社員は笑いをこらえきれない様子だ。米倉涼子(37)のドラマ、『ドクターX~外科医・大門未知子』は、シリーズ平均19.1%、最終回は24.4%と昨年の民放ドラマではダントツの視聴率を記録。12月22日放送の松本清張原作スペシャルドラマ『熱い空気』でも、18.6%の高視聴率を叩き出した。米倉人気に陰りが見えたといわれていた2~3年前とはうって変わって、「視聴率女王」に君臨しているのである。
「そもそも『ドクターX』は、制作費を非常に抑えたドラマでした。米倉さんのギャラも相場に比べて低かったですしね。にもかかわらず、今回米倉さんのドラマがバカ当たりしたことでドラマの制作現場に潤沢な予算が入ってくるようになった。
まさに米倉サマサマです。今年も米倉さん主演でドラマをガンガンやっていくことはすでに決まっていて、その際は局の感謝の気持ちを込めて、1話につき50万~100万円のギャラがボーナスとして上乗せされると聞いている」(前出・テレ朝社員)
1話につき50万~100万円ということは、全8話だとして少なくとも400万円、最大で800万円の大ボーナスということになる(テレ朝と米倉の事務所は「そのような事実はない」と回答)。
真偽はともかく、それくらいのボーナスに値する人気なのは確かだ。今後も同局の「米倉頼み」は続く見込みで、昨年末には『スターウォーズ』への出演情報まで飛び出した。この勢い、まだまだ止まりそうにない。
※週刊ポスト2013年1月18日号