離婚率が上昇しているが、年を重ねてもいつまでも仲睦まじくいられる夫婦もいる。おしどり夫婦として知られる愛川欽也・うつみ宮土理夫妻は、どのように愛を育んできたのだろうか。大学卒業後、子供番組『ロンパールーム』(日本テレビ系)の“みどりお姉さん”として人気を獲得したうつみ。そんな彼女が後に夫となる愛川と出会ったのは、今から約40年前のこと。
愛川:『きんきんケロンパ歌謡曲』という番組でコンビを組むことになったんですよ。正直言って第一印象は悪かったんだね、これが(笑い)。
うつみ:確か私が29才でキンキンが9つ上だから、38才だったかしら。女子大を出て朝日新聞社に入社後、芸能界にはいったっていう私の経歴から、ちょっと生意気そうな娘だなっていうイメージがあったんですって。
愛川:そう。ところが、番組のなかで“ナスの花は何色でしょう?”って聞いたら、キョトンとした顔で“ナスに花が咲くんですか?”なんて返してきてね。
うつみ:あまりにも物を知らないから面白い奴だなって。それから一気にボケとツッコミのコンビネーションができ上がったって感じね。
愛川:『シャボン玉こんにちは』という番組もあったし、ふたりで、いろいろやったね。
うつみ:でも、プライベートでのおつきあいはまったくなし。キンキンは番組が終わるとお仲間を誘って毎晩、六本木や赤坂へと飲み歩いてダンスしてるんですよ。
愛川:夜のご職業の女性たちと立派なおつきあいをしていたの(笑い)。ただし、少々、お金がかかったけど(笑い)。
うつみ:私は、まっすぐ、家族の元へ帰っていましたけどね。
※女性セブン2013年1月24日号