女子アナが退社してフリーに転身しても、「勝ち組」となるか「負け組」となるかは、人それぞれ。そうしたなかで、身の丈にあった地道な活動を続けている元局アナもたくさんいる。
たとえば、八木亜希子(47)は毎年『明石家サンタ』で必ず明石家さんまのサポートを務める。
「生放送で素人をイジるのは、その道の達人であるさんまさんですら骨の折れる仕事。“信頼できるパートナーがいないと無理や”とよく話している。だから毎年さんまさんは八木さんを指名するんです」(芸能関係者)
NHKの看板アナから『NEWS 23』のキャスターと華やかな舞台を歩き続けた草野満代(45)は、現在はテレ東の夕方の情報番組『L4YOU!』のメーンキャスター。
「“すっかり都落ち”と揶揄する人もいるが、それは一面的な見方。美人でなおかつ知性的なイメージがあり、政財官界にファンが多い。政府系の懇談会や講演会に引っ張りだこで仕事に困ったことはない“隠れセレブ”です」(NHK関係者)
テレビに出ているかどうかだけが「勝ち組か否か」の判断基準ではないのである。
※週刊ポスト2013年1月18日号